ai-appletea’s diary

自由が丘で暮らす30歳の会社員。日々の生活で感じたこと、おすすめのモノ・コト、少し恋愛の悩みなど、いろいろ綴りたいと思います。

読書の記録(出会いなおし/森絵都)

森絵都さんの新作を久しぶりに読みました。
といっても、出版されて1年以上経っていますが、新刊が出ていることに気づかず図書館の予約が遅れたので、ようやく。


森絵都さんの小説は、どんな人や出来事も、ただ真っ直ぐ、曇りなく、淀みなく進むものではなくて、どんなに真剣な物事にもどこかに可笑しみがある。そのユーモラスな視点がとても好きです。

長編もおもしろいけど、特に短編が上手な方だなぁと思います。今回読んだ『出会いなおし』も短編集。

私は中でも「むすびめ」が好きでした。主人公の気持ちがすごくわかるなぁと思って、爽やかなラストに元気をもらいました。


森絵都さんの小説はたぶんほぼ全部読んでいて、初めにハマったのは中学生の時に読んだ『DIVE 』でしす。飛び込み競技に挑む中高生の話ですが、スポ根ものというよりも、それぞれの心の動きが丁寧に描かれていて、でも最後の大会のシーンには胸が熱くなって、もう何度も何度も読んでいます。

直木賞を受賞された『風に舞い上がるビニールシート』も、この本に収録されてる話は全部好きで、特に女性の強さを感じられる「器を探して」と、表題作が秀逸だと思います。
表題作の「風に舞い上がるビニールシート」は、ある場面が切なくて、いつも泣いてしまいます。


「ヨハネスブルグのマフィア」も素敵な話。眠れない夜の対処法が出てくるのですが、私も眠れない時いつもこの小説を思い出します。これは7人の女性作家による「最後の恋」がテーマのアンソロジーに入っています。

「銀座かあるいは新宿か」「パパイヤと五家宝」「異国のおじさんを伴う」などなど、お気に入りの短編がたくさん。


長編だと「いつかパラソルの下で」も、私とは全く違う環境、違う生活の女性の話なのに、“あるある”と思う場面がいっぱいあって、これも繰り返し読んでいます。


どれも本当におすすめなので、読書の秋、気になった方はぜひ手に取ってみてください♪

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